10年近く前に中古で購入したVARIDRIVE。
音はいいのだが
- デカイ・重い
- 本領を発揮するにはステップアップトランスが必要
などなど、良音に対するハードルがなかなかに高いこちらのエフェクター。
本来はギターで使う方が多いようなのですが、試しに
ベース
↓
VARIDRIVE
↓
USBオーディオインターフェース
このように使ってみたところ、「おお、ベースでもチューブプリアンプとして使える!」と、改めてその音の良さやレンジの広さ、また懐の深さに気づきました。
それでも、ベースだと使いづらい点として
『DRIVEを8時の位置より上げると歪んでしまう』
ということ。
ちなみに、つまみ自体にクリック感があり1コリ(クリック)しか上げれないのはやはり少々寂しいものがあります。
そこで調べて行くと、『真空管を交換することでゲイン量を変化させることもできる』との事で
- 各GAIN比
-
- 12AX7 : 100%
- 5751 : 78%
- 12AT7 : 40%
- 12AU7 : 20%
デフォルトでは一番上の12AX7が入っています。
試しにデフォルトのものからメサブギーの12AX7プリ管に変えたら、真空管らしいのにキメが細かい音質になりました。
エフェクター内部をちょっとだけ。
↓この球はメサブギーのアンプから外し装着したものです。
こういうのを見て「うぉ!楽しい!」とか思ってしまってるあなたはもう手遅れです。
良いフィルムコンデンサー使ってますね(笑)
ジャックはクリフ製です。
このジャック、差し心地がいいんですよね。。
メイドインUSAの割には丁寧な仕事なのではないでしょうか(笑)
そして、今回交換用に購入した12AU7プリ球はこちら↓
グルーブチューブのものをチョイス。
サウンドハウスのサイト内に製造国の表記はありませんでしたが中国製の様です。
※追記 コメントにて「スロバキアのJJ Electronic社」ではないかとのご指摘を頂きました。
球です。
型番の下の方が消えてしまっていますね。
グルーブチューブ、プレミアムです。
今の時代、真空管がなんなのか分からない人の方が多いのではないでしょうか。
12AX7→12AU7で変わった事、思った事
それまで搭載していたメサブギーの12AX7と比較すると
- ゲインが下がって歪むまでの間が広くなった
- 若干こもる音質になったかな
それでも、欲しい帯域の音はしっかり出るし、インターフェースに直で繋いだ時のカリカリ感がなくなるのは嬉しいです。
パワー管の玉転がしだとワンセットで1〜2万くらいしてしまいますが、今回のようなプリ管だと一般的な物なら2,000円くらいで購入できます。
ある程度良いプリアンプを持ち、球をコロコロ転がしてみるのも楽しいかもしれませんね♪
叱咤激励などぜひお気軽にコメントいただけますと幸いです。