SGのモコモコペチペチを良さげにしたいんだ!
「”ファットフィンガー”取り付けたらサスティーンがよくなったんだ。」
以前、某楽器店にてヒスコレのSGを弾いた時、
「オレのSGってやっぱ、、鳴りが良くないんだなぁ。。」
と実感しつつも、高校時代に無理して購入したことや、初ライブで使ったなど思い入れのこもったこのギブソンSG。
詳細について見ると
SG ’61 Reissue
こんな感じです。
今回、”とあるもの”を取り付けたところ、
「最初からコレつければ良かったじゃん、、」
と、思えるほどギターの鳴りというかサスティーンが変わったので綴ってゆきます。
これまでにSGにしてきたこと
改めて、これまで行ってきたSGへの施策を簡潔に順を追って綴ってゆきますと
- 〜ギター内部配線を変ボリュームポット・コンデンサーを変える〜
- これについてはまあ、そこまでの変化は感じませんが、”質感”はなんとなく変わった気がしました。
また、デフォルトでついていた300kΩのポットから500kΩのポットへの変更や、コンデンサーをブラックキャットにするなど、これだけでも1万円位の費用を費やしています。
が、これで”鳴り”に変化がでるわけはありませんよね笑
それでも”質感”は多少変わります。 - 〜ピックアップを変える〜
- まあ、コレも”鳴り”にはほとんど影響を及ぼしませんよね。
それでも、- 使用磁石の種類や磁力の強度
- 巻数
- 巻き方
などなど、調べていくと見えてくるものもありまして。
僕の場合は元々搭載されていた”57'classic”の”アルニコ2”のよりも”セラミック系”で磁力が強いピックアップの音が好みなのかなとか思いました。 - 〜ナットを変える〜
- ナットをグラフテックのものに変えたところ、「おぉ、音が良くなった!」とも思いましたが、これについては改めて時間がたって考えてみるとプラシーボ効果的なものも感じています。
改めてもし、リペアに出すなら牛骨のものにしていただこうかと考えています。 - 〜ビブラメイトを用いてビグスビーを取り付ける〜
- これについては、SG本体の自重が重くなることによって、多少サスティーンは伸びます。
それでも言いたいことがありまして、、”ビブラメイト”を用いることでSG本体に穴を開けずにビグスビーを取り付けられるのですが、弾いている際に手の甲にあたったりしました。
これについては、、このギターをリペアに出すことがあったら、ビブラメイトなしでも取り付けられるようにビグスビー用の穴を開けていただこうかと思います。
やはりSGにビグスビーは似合います! - 〜ネック裏の塗装を剥がし再塗装する〜
- 塗装を剥がして再塗装する行為に対して、コメントで賛否ありましたが、僕個人としては
「いやぁ、、再塗装って、結構普通に行われてるんだけどなぁ。。」
とも思いましたが、それぞれ意見があるは承知していますので、良いのではないでしょうか。
塗装に関してはこの90年代のギブソンの塗装がなかなかに評判が悪く笑
僕自身もそれらの意見に同意だったため、再塗装に踏み切りました。
※改めて、再塗装の前に今回紹介する”コレ”を装着して見ればよかったなぁとも思っています。 - 〜ブリッジをゴトー製のものに交換した〜
- コレについては結構大きく音の変化を感じました。
それでも、どちらかというとサスティーンはのびるが倍音が抑えられる方向に変化しましたので、好みは分かれると思います。
また、もともとついていたTOM(チューンオーマチック)への取り付けのため、ポストと軸のサイズがあっておらず遊びが大きいです。
まあ、それでも、弦の張力でしっかり抑えられているため特に問題なく使えますが、少々の気持ち悪さは感じています。
これについても今後リペアに出す際に調整などしていただこうかなと考えています。
と、色々と施策する中で、
「チューナーペグを変えたら音がよくなったよ。」
また、
「昔、レスポールをはじめとしたギブソン系のギターはクルーソンペグからグローバーペグに変えるのが流行っていた。」
と、いう事実もあります。
これについては、
”ペグの重量変化によって、ヘッドの揺れや鳴りを抑制させるため”
↑このように説明されることが多いですね。
実際にクルーソンタイプのペグからグローバータイプのペグに交換することで重量が70~80g程度変わる
と言われています。
と、ここで、
「まあ、何にしてもサスティーンが伸びて、理想とする鳴りに近づくならペグ交換すりゃぁいいじゃん。」
とも思いましたが、
- グローバーペグを取り付けるにはポスト穴の加工が必要になるらしい
- 気が変わって、鳴りの悪いオリジナルの音が恋しくなったらどうしよう。。
- 今更グローバーペグってどうなんだろう
こんな調子です。
と、ここでついに”主役”の登場です。
おまたせ。Fatfinger(ファットフィンガー)つけると明らかにサスティーンのびるよ。
この商品、かなり前から知っていてベース用のものを購入し、ベースに活用していた時期もありました。
改めて、
「ギター用はちょっと軽くなってギターに適した重量になっている!」
ということなので購入し装着したところ
「あ、、これこれ。俺、これがほしかったの。
そうそう、これこれ。」
と、理想に近いSGになっていると感じています笑
それでもSG自体の重量が多少重くなるため外してみたりもしましたが、やはりつけている時のサスティーンは違います。
それでも、これまで行ってきた施策もすべてが無駄だったかというとそうでもなくて、
”ファットフィンガーつけると、通常時でもSGの欠点と言われるヘッド落ちがさらにひどくなる”
これについて異論は無いでしょう。
それでも、ビグスビーが装着されていれば、重量バランスがとれて軽減されます。
※ストラップを綿素材のものや革素材のものにすることで、ヘッド落ちを感じなくなるほどバランスがよくなっています。
口コミを見ていくと、
所有しているギターのデッドポイントやサスティーンが気になる人は
是非試してほしい商品ではあるが
基本的にデッドポイントが消え去るわけではなく
正確にいうとバランスが変わりデッドポイントがずれる(移動する)だけである。
↑なるほど、デッドポイントの改変にも効果を発揮するのですね。
確かにそうですね。
私の場合は、ES335モデルの低音弦の10〜12フレット 付近でブーミーに共振する現象が解消されました。
↑この方もデッドポイントの解消に活用されているようですね。
こんなもので音が変わる。
↑いや、あのですね。この商品ってなんか胡散臭いじゃないですか?
でも、変わるんですよ。。ヘッドの重量で変わるんだなぁ。。と。
このファットフィンガー、重量を測ったところ99グラムということで、もし気になってるけど、
「胡散臭いし価格もそこそこ高額だからなぁ。。」
と、二の足を踏んでいるなら80~100グラム程度のおもりをヘッドに装着した状態で、そのギターの鳴りを確かめれば良いと思います。
もっと手軽に違いを体感したければ壁などにギターのヘッドを押し当て、ヘッドの振動を抑制した状態で鳴りを確かめてみれば良いと思います。
※今試しにやってみましたが、やはりサスティーンに違いが出ますし、ファットフィンガーを装着した状態に近い鳴りになりました。
気になる方はぜひ試してみてくださいね。
皆様からのコメントどしどしお待ちしております。