カールツァイス(Carl Zeiss)
高級な双眼鏡から見る景色とは
※記事下部にカールツァイス越しにアイフォンで撮影した写真あり
双眼鏡に25万とかですから。。
簡単に購入に至るまでの経緯を説明しますと
それまではカメラを持って公園に出かけ、マクロレンズで花や虫の撮影を楽しんでいた
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いつも通っている公園(光が丘公園)にはバードサンクチュアリーというバードウォッチングに最適な場所があることを知った
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そこには車が買えるくらいに高級なカメラやレンズを持った写真家の方々がゴロゴロいて、僕もいつかは望遠レンズが欲しいなと思い始めた。
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ただし、価格や携帯性を考えるとなかなか良い機材が見つからず、四苦八苦している中で、デジスコという撮影方法があることを知った。
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それでも調べて行くと、普通に高額なレンズを買ってしまった方が綺麗な写真が撮影できるのではないか!ということになっていく。
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と、ごちゃごちゃ考えている内に、バードウォッチング仲間から「双眼鏡を買った!」との連絡が。
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そこで、「待てよ、今中途半端なカメラ機材を買うより、撮影はひとまず置いといて、見ることに徹しよう!」という考えに至る。ちなみにバードサンクチュアリーにはフィールドスコープが設置されているが、人が多い週末などはなかなか見続けるのは難しい。
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また、バードサンクチュアリーでは三脚を立ててはいけないというルールがあるため、自前のフィールドスコープを購入したとしても手持ちで見なくてはいけない。
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なら、一先ず良い双眼鏡を購入しよう!
と、いうことになったのでした。
そして購入候補として考えたのがこれらの製品。
ツァイスの双眼鏡を購入前に迷わせてくれた商品
Nikon モナーク5 8x42
ユーチューブで『双眼鏡』と検索すると出てくる、鹿ハンターの方がゴリ押ししていた商品です。価格もまあ手ごろといえば手ごろですし、ニコン製というのも安心できますよね。EDレンズを使ってる点も嬉しい商品と言えるでしょう。
Nikon プロスタッフ 7S 8x30
モナーク5と比較して、2014年5月に発売されたということで若干新しいですね。対物レンズが30mmと小さくなりますが、手軽な点や価格も実売価格でモナーク5の約半額くらいで購入できるのも嬉しいです。
Nikon モナーク7 8x42
そして、中の上クラスと言われるモナーク7。
先ほど言ったユーチューブの鹿ハンターの方は「モナーク7よりモナーク5の方がいい!」とおっしゃっていました。
双眼鏡の世界にどっぷり浸かる!
他にも見ていく中で
- Vixen
- Kowa
- キャノン
などが目につきました。
そしてさらに調べていくとやはりこの世界にも高嶺の花と言われるメーカーが存在していて今現在、世界三大ブランドと言われているのが
- スワロフスキー
- ライカ
- カールツァイス
これらになるとコンパクトサイズのものでも実売価格で4・5万は平気でしますし、対物レンズが42mmクラスのものだと20・30万を平気で超えてくる物でした。
「軽い気持ちでバードウォッチングするだけだからこんな高いの要らない。。」
と、思いながらも実際の愛用者の声を見ていくと
- 歪みが抑えられていて見やすい
- 中心だけでなく、全体的に見やすい
- 明るくていい
- 内部のプリズムの処理が丁寧
- コントラストが高い
- ニコンなどの10万超えクラスのものと比較すると微細な違いではあるが、明らかに見え味が違う
- 覗き込むだけで感動してしまう
などなど、興味深い口コミが見受けられました。
とはいえ、双眼鏡に20・30万です。。だったら、その費用をカメラやレンズに費やした方がいいかなと思い、鹿ハンターの人の言葉を信じてモナーク5を求めに池袋のビックカメラに向かいました。
ツァイスの双眼鏡を選んだ理由
正直、「実機を店舗で見て、購入はアマゾンとかのネットで済ませちゃおう!」な感じの軽いノリで双眼鏡フロアへ。
すると、店に入って右側のショーケースに特価品コーナーがあり、そこにスワロフスキーやカールツァイスなどが鎮座していたんです。
とはいえ、「出しても4万円くらいまで!」と思っていたので興味はあるけどどうなんだろうと躊躇していました。
そんな僕を見つけた店員のおっちゃんが「見ます?かなりお得ですよ。信じられないくらいに。。」と催促してきたので「この世の上級と言われる双眼鏡からの景色を経験してみるか!」と覗いてしまったわけでして。。
覗いてしまうと、もうモノはいいわけでして。。
試しにモナーク7、モナーク5との比較もさせてもらったのですが、ツアィスのそれは『白がちゃんと白い』んです。
モナークのそれは『白に若干色味が加わっている』んです。小さな違いでしたが、これに気づいてしまってはもう、ツァイスの世界の虜でした。。
お店の人曰く
- ライカは機械的に優れてるけど、ツァイスはレンズで勝負している。
- スワロフスキーもいいはいいが、私はツァイスの方が好き
- 数万円クラスのニコンモナークなどと比較してもその差は歴然で、コントラストが高い
- モナークなら5より7の方が断然いい
- ニコンも工作技術的には優れている
- 逆にツァイスは工作技術がちょっと劣っているかも
- ニコンの10数万円クラスのものと比較しても(今回僕が購入した商品は)見え味が全然違う
もちろん販売員の方も仕事で接客しているわけですからw多少の誇張はあるでしょうが、まあ、納得できるところではありました。
ツァイスの双眼鏡にて
バードウォッチングして思ったこと
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アイフォン6sで無理やり撮影してみました。
実際にツァイスを覗き込むと、一瞬感動します。
「おお!やっぱり25万の双眼鏡は違う!」と思います。
でも、10分くらいで慣れてしまい、「今、25万の双眼鏡で景色見てるんだよな。。」となってきますw
そして面白いのが、この双眼鏡に慣れた目で普段覗いているフィールドスコープなどを覗くと「うぉぉ!見づらい!」となりますw
光が丘公園に設置されているフィールドスコープだって、一昔前のものではありますがニコン製のちゃんとした悪いものではありません。
それでも比較すると
- 変な色味が加わっているように見える
- 強い光を受けている物体の周りに虹色のようなものが見える
- ピントの合う面積が小さい(フィールドスコープだからか?)
などなど。。
フィールドスコープの16倍に対してツァイスの双眼鏡が8倍なので、もうちょっと寄りたいと思うこともありますが、集中してみると双眼鏡の方が色味などがしっかり見えるように感じることもしばしば。
試しに数年前にホームセンターで購入した10〜25倍になる双眼鏡と比較するとその不自由さに投げ捨てたくなるくらいのストレスを感じますw
- 数千円で買える高倍率の双眼鏡
- 数万円で買える普段使いに最適と言われる双眼鏡
- 数十万円で買える高級と言われる双眼鏡
予備知識がなければ①を買うでしょう。
知識があれば②を買うでしょう。
覗いてしまったら③を買うでしょう。
高級なものにはお気をつけくださいませ。
でも、、やはり満足度が違います。。
また、バードウォッチングをする方の多くは8倍か10倍で迷うと思いますが、その差は約1.25倍です。
僕は同じ42mmの対物レンズの10倍のものと比較して「8倍の方が明るくて見やすい」と感じたため8倍のものを選びました。
そこまでの違いはないと思いますが、対象物をじっくり見たい場合は10倍の方が若干見やすいのかなとも思います。
あとは、フィールドスコープなどのさらに高倍率なものに手を出した方がいいのかなとも思いました。
↑※現在は新型へと進化しているようです。
その後。。双眼鏡内部にほこりが発生しました。。
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カールツァイスの双眼鏡の中にほこりが!!約25万円の商品にもありうるほこり問題