2008年の12月に発売されて、2016年に入手したということで設計から実に8年ほども経つこちらのレンズ。
ナノクリスタルコートでないためか、f1.4のくせに希望小売価格で70,200円ほどと割安な感がありますね。
今回はそんな撒き餌レンズとも言われるこちらのレンズを入手したので素人ながらD7000という古いAPS-Cセンサーカメラを使って撮影してみた感じをレポートしていきます。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gとは?
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焦点距離 | 50mm |
---|---|
最短撮影距離 | 0.45m |
最大絞り | f/1.4 |
最小絞り | f/16 |
アタッチメントサイズ (フィルターサイズ) |
58mm |
質量 | 約280g |
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その他詳細についてはニコン公式サイトからどうぞ。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gを使って思ったことは?
まず思うこととして、とにかく軽いです!
ニコン105mmマイクロとの差が歴然なのは数値を見てもわかりますが、キットレンズの標準ズーム・ニコン60mmマイクロと比較しても軽いと思えます。
約280gという重量は伊達じゃないですね。
そして肝心の写りに関しても兼ねて満足です。
軽い事でフットワークが軽くなるため、気になった場面をバシャバシャ撮影してしまいましたが、キットレンズの標準ズームと比較すると思い描いていた画の撮れる確率が高かったです。
ちょっと気になったのはパープルフリンジという現象でしょうか。
↓↓↓
強い光を受けた葉などを撮影すると葉の周りが紫色になりますね。
- パープルフリンジとは
- デジタルスチルカメラ等において、高輝度部分に隣り合った低輝度部分に紫色やマゼンタ色の偽色が出る現象のことである。 高輝度部に隣接する低輝度部に発生する偽色は英語でcolor fringingと総称され、デジタル領域での幾何学的な倍率色収差の補正で解決する場合も多い。
引用元:ウィキぺディア
レンズによって出る出ないなどもあるようですが、通常は出るものと考えて撮影方法を工夫したり、その後の編集で手を加えるのが一般的となっているようです。
その他気になる点などはなく、AF(オートフォーカス)の速度も満足です。
やはり単焦点レンズって楽しいですね。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gの口コミ・レビュー♪
口コミ1 FX機を使用なら持っておくべき単焦点
投稿者:dragon38さん
評価:[star rating="5"]
【操作性】
マニュアルで使うことはほとんどないので、操作らしい操作はしません。
したがって問題なし。
【表現力】
少し安い50mmf1.8を使ったことはないけど、1.4は色が薄く感じる。
【携帯性】
35mmf1.8よりも短くて散歩に最適。
【機能性】
AFは決して早くはないけど、何も問題なし。
【総評】
F1.8の評判がやたらと良いけど、1.4の開放はこのレンズしか使えない。
ニコンのフルサイズ機を使用しているなら、ぜひ持っておくべきレンズだと思う。
口コミ2 好印象
投稿者:キキちゃんのパパさん
評価:[star rating="4"]
カメラはD700でFX対応レンズのニッコールが欲しかったため中古で購入。
焦点距離がズームのタムロン28~75mmと重なりますが
カメラとレンズは同一メーカーが安心って聞きましたので購入。
合焦速度が遅い?って話ですが不具合は感じません。
またf1.8の方が良いって意見も有るようですが持っていないのでノーコメント。
58mmf1.4は高価過ぎて買えません。
最短撮影距離が45cmなのでマクロのように近づけませんが仕方がありません。
f1.4ですから良くボケてくれます。
家の庭で花を撮影しても背景がボケてくれるので
被写体に視線が誘導されます。
口コミ3 正直なところイマイチ
投稿者:まぐろRさん
評価:[star rating="3"]
【操作性】
AF切替のスイッチしかないから迷いようがない。
【表現力】
悪いわけじゃないけど、個人的にはもう少しカリッとしたシャープさがあるといい。
ちょっとやわらかい。
【携帯性】
文句なし。
【機能性】
AFがモッサリしてる。
少し暗い場所だとじれったい。
【総評】
外ではいいけど、室内の人物の撮影でこのAFスピードでは困る。ズームレンズならまだ大目に見たいけど、単焦点でこれでは残念としか言えない。
最近のボディの進化を考えると、このレンズは古いのかも。
ボディに対して負けてしまってる感じがする。
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【追記】
定常光下、開放側での描写が甘すぎる。1段 絞った程度では話にならない。
最低でも2段は絞らないとピントが合ってても眠い感じ。
ほんと残念極まりない。
口コミ4 予想外に良いです!
投稿者:kailua beach boyさん
評価:[star rating="4"]
【操作性】
単焦点レンズですので迷うことはありません。
【表現力】
1段絞ると自分にとっては十分な画像を得られます。
【携帯性】
他の1.4G単焦点に比べると非常にコンパクト軽量です。
【機能性】
純正のアドバンテージを感じます。
【総評】
気軽に1.4の明るさが楽しめるところが気に入って購入しました。iPadで気に入った写真を鑑賞するスタイルでは全く不満を感じません。1.8は写りもコストパフォーマンスも良いのですが絞り羽根の枚数、明るさは当レンズです。威圧感が無いのも使いやすいです。
口コミ5 使用頻度の高いF2.8-F8の描写力が優れている標準レンズ
投稿者:K.Wakayamaさん
評価:[star rating="5"]
【デザイン】
梨地黒塗装にゴールドカラーの文字がアクセントとして効いています。余計なことをしないシンプルさが良いですね。鏡筒は高品質なプラスチック製で造りがしっかりしています。
【操作性】
フォーカスリングの回転角が大きいためMFがやりやすいです。ちなみにAF-S 50mm F1.8Gはこのレンズの約半分の回転角しかありませんので、MF重視の方はF1.4Gをお選びになった方が幸せになれると思います。
【携帯性】
重量は280gと軽いので携帯性は良いです。ちなみに、D4Sとの組み合わせでは1630g、D810で1260g、D750で1120g、D610で1130gとなります。
【機能性】
SWF(超音波モーター)が搭載されていますのでAFは静粛かつ速やかに合焦します。フルタイムマニュアルもできます。
【表現力】
開放付近はフワッとしており、パープルフリンジやサジタルコマフレア等の問題が散見されますが(というか、Zeiss Otusとか以外の大口径レンズの開放描写は総じて何らかの問題がありますが)、使用頻度の高いF2.8-F8の解像力がとても高く、収差の影響も収まって、中央から周辺まで全域で美しい描写が得られます。
ボケについては開放では輪郭が立ってうるさい感じになりますので、背景にゴチャゴチャしたものを置かないように気を使うか、F2やF2.8まで絞って使う方が良いですね。
【総論】
滑らかなボケ味や遠景の解像力、夜景の点像再現性などを求める方はAF-S 58mm F1.4Gがオススメですが、価格が3倍以上違うので比較対象としてあまり釣り合ってません。直接的な比較対象はAF-S 50mm F1.8Gですが、描写性能の差は極僅かなので、開放F値の必要性でお選びになられると良いと思います。
まとめ AF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gは持っといていいと思う!
良いレンズを持っていると散歩をするだけでも楽しくなりますね。
最近のマイブームは「もしも僕が○○人だったら?」を妄想しながら撮影する事です。
例えば
- アメリカ人だったら
- 大阪人だったら
- 東京人だったら
などなど。
他にも
- 加納典明だったら
- アラーキーだったら
- ジョンレノンだったら
とかとか。
もちろんそんな人たちの見る景色など分かるはずもありませんが、そう考えるだけでちょっと違った自分になれるような、、そんな気がして楽しくなります。
今まではただ通り過ぎていただけの道もちょっとだけ考え方を変えるだけでとても素敵な情景になるように思えてきています。
↑2017年には車が通れなくなる近所の橋
↑綺麗な野草の花が咲いていました。
↑コケの質感も素敵ですね。
※これらの写真はサイズ縮小しています。
APS-Cセンサーでは75mm相当の画角になってしまいますが、FXに限らずDXカメラ使いの方も使える画角と思えるならぜひ手にしてほしい一本です。
何にしても軽くてすごく良いですよ!