”カウントダウン”を読んで。イヤミスにドハマリ中ですが、なにか

2019年3月4日

”カウントダウン”を読んで。イヤミスにドハマリ中。

「僕の体が”イヤミス”を欲っしてますが、
なにか」

 去年ひょんなきっかけから読み出した真梨幸子さんの”イヤミス”とも呼ばれる作品。

妬み・嫉み・僻み・見栄・嫉妬・憎悪・殺意・殺人・死

などなど、、

人間の持つあらゆるネガティブな感情をくすぐる作品を多く執筆し人気ですね笑

そんな、”イヤミスの女王”こと真梨幸子さんの作品の中でも

「ふかーい憎悪の塊のような本」

とも評価される書籍”カウントダウン”を読みましたので書評させていただきます。

書評その9 カウントダウンを読んで

”カウントダウン”を読んで。イヤミスにドハマリ中。

自己Q&A形式で綴っていきます。

Q1.読んでみてまずどうだった?
期待した通りのイヤミスです笑
冒頭の入り方から「おお、、この作品は絶対おもしろい」と思える感じでした。
Q2.ストーリーはどうだった?
チャプター毎にある程度話は変わりますが、それでも全体的なつながりがあるためやはりのめりこめました。
Q3.読んでどんな心境になった?
やはり”イヤミス”な気持ちになりましたよ笑
それでも今回の作品は主人公のかっこよさも見受けられました。
Q4.この本のピークポイントは?
全部で8つのチャプターに分かれているのですが、8チャプター目でミステリーが解決し終焉します。
そして、、エンディングとして設けられている章。この数ページのために8つのチャプターがあると言っても過言では無いほどの衝撃です。
Q5.なにか気づいたこと、気になったことは?
結構時事ネタを盛り込んでるんだなと思いました笑
Q6.この本を読むきっかけは?
僕の体が”真梨幸子さんのイヤミス”を欲してしまっていたからです。
Q7.読んでほしい年齢層は?
10・20代ではあまり楽しめないのではないでしょうか??
やはり30代くらいから文字が読める世代まで楽しめるのではないでしょうか。
Q8.また見たいと思うか?
ちなみに、一度読み終わり速攻で冒頭を読み返したりしました。
そういう作品です。
Q9.あなたにとっての何冊に入る本?
どうなんでしょうか。自身にある”特定の感情”という本棚の中ではベスト5に入るかと思います。
まあ、真梨さんの作品がランキングを独占してますけどね笑
Q10.最後にまとめ
いやー、しっかりイヤミスです。
この本、喫茶店で読み出してチャプター8を読み終えた時点で時間が迫っていたので
「エンディングチャプターは流し読みでサラッと読もう」
としていましたが、本領が発揮されるのはエンディングの数ページですね笑

エンディングを数行読んで、
「あ、だめだ、家でじっくり読まなくちゃ汗汗汗」
となりました。
この事実は、、かぁぁぁ!!
物書きのプロのやってることってすげぇんだな!と思いました笑

『カウントダウン』のアマゾンでの評価

『カウントダウン』のアマゾンでの評価

口コミ1 勿論最高
投稿者:恩田

今回も面白かったです。亜希子の強烈なキャラクターに翻弄されながら読みました。毎回自分とリンクする事柄が出てくるのでストーリーと同じ位の恐怖と勝手に真梨幸子さんの作品を欲する理由が実証されたと感じています。次回作も待っています。

口コミ2 真梨さん初心者に読みやすい
投稿者:ロックおばさん

前半、いつもの真梨さん節は影を潜め、少し物足りなく感じながら、それでも文章にスピード感があって面白いので、一気に読めてしまいます。物語のかなり後半になってから、いつも通りの真梨さん節が登場し、「やっぱこうでなくちゃ!」とワクワクします。登場人物が少なく、騙される快感がなかったので(笑)星1つ減らしました。

口コミ3 表紙の美しい死に顔は本物か?
投稿者:購入者さん

「あれ? 何だったんだ?」

フッと意識の灯りが消えたと思えば、次の瞬間もう知らない場所に立っている。一瞬見えかけたその「尻尾」は、その都度霧の中に隠れてしまう。ここが現在か未来か過去なのかも分からない浮遊感。終盤、霧の中からその正体が見えてくるのだが、それさえも仮面の下にまた別の仮面を隠していて・・・。上手くは言えないが、真梨幸子作品の一つのイメージだ。

本書は、近頃何かと取り沙汰される「終活」をテーマにした旬なイヤミス。終活と言っても、真梨氏の手に掛かって平穏なそれで終わるはずがない。ドロドロ人物相関図は健在。物語の背景には、昭和の「レトロな闇」が今回も息衝いている。初出雑誌のイメージもあってか、真梨氏にしては比較的ライトな方だと思う。ビギナーの方にも読みやすいはず。

真梨作品を読む度、登場人物たちに反発を覚える一方、同調しているもう一人の自分がいることに気づく。もしかすると、彼ら彼女らは自分自身? そう、明日は我が身。あとは引き金の重さの違いだけなのかもしれない。「人の振り見て我が振り直せ」。エンタテイメント作品でありながら、そんな教訓すら真梨作品からは聞こえてきそうだ。

表紙の亜希子の死に顔は実に美しい。これは亜希子の理想の「表の顔」なのか。果たして、このイメージを読者に保たせたまま、彼女は「有終の美」を飾ることが出来るのだろうか?

口コミ4 どろどろ好きにはおすすめ
投稿者:購入者さん

終盤に近づき、種明かしが始まると一気に読めた。読み飛ばしてしまったところに戻り確認してみるとヒントが確かに散りばめられていたことに気付く。面白いが、登場人物のどろどろとした感情の吐露が延々と続くので、読んでいて疲れる。

口コミ5 ややあざとい
投稿者:購入者さん

この著者の作品は読みやすくておもしろい。癖のある女たちが妬んだり憎んだりエゴ満載で、いっそ痛快ですらある。今回は姉と妹の関係がメインで、姉妹の競争意識やドロドロの妬みあいが興味ぶかい。死ぬまぎわになっても見栄やエゴを捨てきれない主人公が、ほとんどいじらしくなってくる。ただ、この著者特有の、ラストでの二転、三転がややあざとくなってきて、またか、と思わせられるのがちょっと難かと。せめてラストのどんでん返しは三回ぐらいおさえてくれたらなと思ってしまった。だが、そのあざとさこそが、この著者の持ち味なのかもしれない。

まとめ ”カウントダウン”を読み終えて

”カウントダウン”を読んで。イヤミスにドハマリ中。

 この本を読んで思い出すのが、子供の頃によく言われていた

「大人になれば分かる。子供の内はわからない。」

という言葉。

この本を読んでいるとその”真意”を考えさせられます。

人間のネガティブな感情を軸に、そこにまとわりつく”脂”のような、ギトギト・ネチネチとした感情を震わせる。

一言でいうならこんな揺さぶり方をさせられました。

真梨幸子さんの作品、読んだことある方も、読んだことの無い方も、この本に興味ある方も無い方もぜひご一読くださいませ。

イヤミスの女王ですから、真梨さんは。

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