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映画評5 ものすごくうるさくてありえないほど近い Amazonプライム会員なら見放題!

2016年9月8日

ものすごくうるさくてありえないほど近いを見て、どうだった?

映画評論その5 ものすごくうるさくてありえないほど近いを見て思ったこと。

いやー、泣けました。
邦題が『ものすごくうるさくてありえないほど近い』と、ちょっと意味わかんない感じなので心配しましたが、トムハンクスとサンドラブロックが出ているしと、見てよかった作品です。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(原題: Extremely Loud & Incredibly Close)は、2011年のアメリカのドラマ映画。ジョナサン・サフラン・フォアによる同名小説を原作とする。

引用元:ウィキぺディア

途中ちょっと意味がわからない部分もありましたが後半になりたたみかけてくる作品です。

ものすごくうるさくてありえないほど近いの口コミ・レビュー

口コミ1 終盤、静かな感動に心が揺さぶられる。。。

投稿者:ちゃんどの
評価:☆☆☆☆☆

最愛の家族を、ありえない不合理なできごとで突然失ったとき、私たちはどうやったら乗り越えてゆけるのだろうか?9.11テロで父を失ったオスカーは、知的レベルは高いがひととうまくつきあえない不器用な少年。父との失われた絆を求め、わずかな可能性を探して、合言葉だった「調査探検」にとりくんでゆく。。。

そこには3つの重要な要素がからんでくる。第1に、父の最後の声が留守番電話にはいっていたことを、彼は誰にも知らせていない。しかもそこには実にせつない秘密がある(後半明らかになる)。第2に、オスカーの祖母の「間借り人」である老人との出会い。人情味豊かな失語症の老人役は名優マックス・フォン・シドウ。至高の演技といってよいほど素晴しい。オスカー役トーマス・ホーンくんも素晴らしいですが。そして第3のキーは終盤。オスカーと常にぎくしゃくしてきた母親の、あまりに意外すぎる行動。ここが、みるものの胸をうって魂にひびくのですが(自分は映画館で泣けてしまいました)、ねたばれになるのでどうしてもかけません。ぜひ、最後までご覧になっていただきたいとおもいます。

9.11は米国民に憎しみと深い喪失感を残したといいます。けれども、この映画は少なくとも、テロへの憎しみを語りはしません。オスカーは多くの人の理解と優しさに触れながら、少しずつ心を開いていき、そしてラストは。。。

実は静かでありふれた光景なのですが、みているすべてのひとの胸に響くような、そして心に希望の灯をともすような場面で終わります。自分のなかにも静かな感動の余韻が残りました。製作スタッフみなさんに感謝したいきもちになりました。星5つです。

口コミ2 民間人の戦争体験と家族の再生を描いた秀作 ~老人の戦争体験も盛り込んでほしかった

投稿者:コマンチェロ
評価:[star rating="4"]

少年と老人のふれあいということぐらいしか情報をもたずにこの作品を観た。そこにはもっと重いテーマが描かれていた。
大好きだった父親(トム・ハンクス)を9.11で亡くしたオスカー(トーマス・ホーン)が父親の遺品の中から鍵を見つけ出し、その鍵によって開けて得られものが父親の遺したものと信じ探し始める。手がかりは鍵の入っていた袋に書かれたブラックという名前だけ。オスカーはNY中を探すが、9.11のトラウマで電車やバスにも乗ることができず苦戦する。そこに過去に戦争で言葉を失った老人(祖母の家の間借り人)と出会い一緒に探すことに。
9.11を題材にしているだけに、各所にアメリカの悲鳴のようなものが聞こえてくる。そういう意味では現代アメリカの民間人が経験した戦争後遺症を描いていると思う。

9.11以降遠ざけるようになった母親(サンドラ・ブロック)との心の葛藤を中心に描き、ラストに母親を遠ざけるようになった真の理由を突きつけるところが観る者に衝撃を与える(母親との関係は丁寧に描かれている)。
一方、老人との調査行動のシーンはなぜかコミカルでその前後と雰囲気が違う。老人はオスカーに電車に乗る勇気を与え、心を開かせる役割を担うだけで彼が失った声の原因である戦争については全く語られていない(せっかく、マックス・フォン・シドーが演じているのに残念)。その辺が語られていれば、現代アメリカの戦争と過去の戦争がクロスオーバーしてより感動的になったと思う。話が重くなり過ぎないようにしたのかもしれないが、少々内容が薄くなった感がある。

ラストで明かされる母親のオスカー包み込む愛情は、ちょっと無理があるかもしれないが、家族の再生のアメリカ的な演出か。それよりも、オスカーの訪問した人々へ出した手紙への反応の方が感動的だ。
物足りない部分もあるが、民間人が経験した戦争と家族の再生を描いた秀作であることは間違いない。

口コミ3 劇的ではないけれど

投稿者:EFofficial
評価:☆☆☆☆★

劇的に感動するシーンがあり、涙を誘う普通の物語だと思っていましたが、
本日初めて見て予想を裏切られました。

...いい意味で。

この物語では911が大本として取り扱っていますが
911の描写は少ないです。
父親と、主人公と、母親。その3人が911によってどうなったか。
どういう人生を後に歩むのか。
911で何かを失った人はどう生きるのか。

今の自分の立場にそっくりで。
劇的ではない。圧倒的ではない。
だけど、見終わった後に色々と、
今まで避けていた答えを考えたくなる作品だと思いました。

口コミ4 泣いた・・・

投稿者:チンゲン菜
評価:☆☆☆☆☆

アスペルガー(不確定と出ていたけど、けっこう'クロ)の少年を主人公にしたのが肝ですね。
ああ、ここを切り取るのか・・・そこだけで感動。

(個人的に発達障がい児の増加に危機感を持ち、そこへの対応が何もされていないことに不安を
抱いている者です。)

数秒のシーンで学校の友人とはうまくいっていないのだろうとわかるけど
両親の愛情の深さがほんとにすごい!
特に目に見える愛情としての父親の存在。
もちろん、目に見えない部分も母親がしっかり支えてたわけで。

彼のようなコミュニケーション能力に偏りのある子どもは日本でも増加してる。
その子の「それ」に気づいていない親も先生もとてつもなく多い。

映画の中の父親は「それ」とどう向き合えばいいかよくわかっている。
そして日々、彼の才能が伸びるようにたくさんのヒントを散りばめてあげている。

父親に観て欲しいな。
なにもかも手出しして口出ししても、それは親の自己満足で
親が子どもへできることってどこまで?
何が適切?何が子どものためなのか・・・?

考えさせてくれる。
気づかせてくれる。

好きなシーン。
ネタバレーー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ぼく「パパじゃなくてママが死ねばよかったのに!」
ママ「・・・そうかもしれないわね」
ぼく「半分は嘘だよ」
ママ 涙涙涙

相手の気持ちを組むことが出来にくい彼の特徴をよく表現してる。
それなのに歩み寄って、彼なりにママを慰めた。
他人からはただの酷い暴言に聞こえるけど、全部わかってる母親の優しさ。
怒りをぶつけたりせず、静かに泣く母親のすごさを観た。

口コミ5 セレンディピティと「絆」の力で惨劇を昇華し乗り越えていく名作

投稿者:佐倉ごるふ
評価:☆☆☆☆☆

最近見た映画の中では、一番の秀作です。
これはオススメ。演出と音楽の出来栄えがピカいち。
なんといっても、主人公オスカーを演じたトーマス・ホーン
は、この映画を見た人にとって、忘れられない存在となります。

最初は、なんだかわけがわからない。
徐々に、これが9.11を動機とした話であることがわかってくる。
そして、オスカーが負った「負い目」「トラウマ」がだんだん
明らかになってくる。彼が「鍵穴」を探すという形式を借りた
心の癒しと「なくなった」大事なものを永遠に探し続ける旅。

やがて、セレンディピティに導かれて、彼は、様々な人々と
絆を築き、自分自身とママ、そして、●●●を癒しと再生
へ導いていく。

驚いたのが、突然の登場のマックス・フォン・シドー。
彼のキャラクターと、左右の手のひらに書かれた●●、そして
筆談と、驚きの真実は、この作品のキーポイントです。

とにもかくにも、繊細できめ細やかな、心のヒダを、せつない
音楽と、人間同士、親子同士の心情を映像化した本作は、
演出の力を見せつけた気がします。

最後まで見終わって、観客はオスカーと一緒に、スピリチュアルと
出会いの旅を一緒にあゆみ、自身も、悲しみ、どん底、癒し、そして
再生される気持ちを味わうことができる、稀有な名作です。

まとめ ものすごくうるさくてありえないほど近いを見て思ったこと

映画評論その5 ものすごくうるさくてありえないほど近いを見て思ったこと。

涙もろい僕は途中何度かホロリしました。
あの人がそういう人だったのか!とか、あの人があんなことを!とか
日常生活にピリピリしてる人やストレス抱えちゃってる人は見たらスッキリするかもしれません。

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