「いやぁ、、この本を読むと。。いやぁ、変な気分になるなぁ。。」
※本記事でネタバレはありません。
ふと見ていたYou Tubeの中で
「読むと嫌な気持ちになるミステリー」
としておすすめされていたこちらの本。
詳細に見ていくと、
『向日葵の咲かない夏』(ひまわりのさかないなつ)は、道尾秀介による日本の小説。
この本を読んでから作者である”道尾秀介”さんのことがすごい気になってきています。
第6回本格ミステリ大賞候補となった。
↑候補なのですね。
また、
「『向日葵の咲かない夏』が100万部を超えるベストセラーに。」
↑ということで、売れてますね。
向日葵の咲かない夏”のあらすじ"
一学期の終業式の日、欠席したS君にプリントを届けるためにS君の家を訪れたミチオ。声をかけても応答がなく、中に入ってみると、きい、きいとおかしな音がした。S君はいた、自分を見下ろして。呼んでも返事がなく、よく見ると、S君の首はロープに繋がっており、足は地に着いていなかった。S君は首を吊って死んでいたのだ。急いで学校に戻り、担任の岩村先生に伝え、ミチオは一旦家に帰される。その後、岩村先生と2人の刑事が家に来るが、ミチオにもたらされたのは、“Sの死体なんてなかった”という知らせだった。「嘘じゃない、確かにS君の死体を見た」と懸命に主張し、結局行方不明事件として捜査されることとなった。
それから1週間後、ミチオの前にS君があるものに姿を変えて現れ、“自分は殺されたんだ”と訴える。ミチオは妹のミカと共に、S君を殺した犯人を探すこととなる。
引用元:Wikipedia
↑まだ読んで無い方もあらすじは見といても良いかと。
また、クチコミを見ていくと
「この小説は、5年に1回読み返すだろう。それぐらい衝撃的だった。」
↑僕もそれまでイヤミス系の小説を好んで読んでいましたが、この本はまた違った感覚になりました。
「確かに好みが分かれる本」
↑Amazonのクチコミを見ていくと、星評価自体も賛否分かれているようです。
うーん、まあ、たしかに分かれるような感じはします。
「具合悪くなりました笑」
↑笑
いや、ほんと、そうでした。
「※猟奇的な表現が多々出てくるので苦手な方は注意してください。」
↑”猟奇的描写”について、詳細な感じではないので、まあ、ボク個人的にはそこまでじゃないかなとも感じました。
『向日葵の咲かない夏』を読んで思った率直な感想
自己Q&A形式で綴っていきます。
- Q1.読んでみてまずどうだった?
- A.ユーチューブにておすすめされていたので読んで見ましたが、いやぁ、これは面白いというか。
物語としてしっかりと楽しめたように思います。
このような内容の本を楽しめたとかいうとアレなのですが、活字を活字として意識せずにすんなり読めた気がします。
クチコミでも多かったですが、「”先の気になる展開”を作るのが上手いなぁ」と感じました。 - Q2.ストーリーはどうだった?
- A.いやぁ、ほんと先が気になってしょうがなかったです。
今別の小説も併読しているのですが、その小説は置いといて、この小説を一気に読んでしまいました。 - Q3.読んでどんな心境になった?
- A.これは、、ラストが気になって布団の中で寝転がりながら完読しましたが、もう、なんというか、、ほんと変な気分になりました。
そもそも僕がカメラを持って昆虫撮影などをする人間なので、なんというか、”パラレルワールド(並行する別世界)”を感じました。 - Q4.この本のピークポイントは?
- A.そうですね、冒頭はまあ比較的温度低めでしょうか、それでも、S君を見つけた時、さらに、その翌日くらいからは先が気になる展開でピークポイント点在という感じです。
まあ、冒頭は退屈かな。 - Q5.なにか気づいたこと、気になったことは?
- A.Amazonレビューでもありましたが、途中トリックにやや無理を感じる場面もあったように思いましたが、まあ最後のどんでん返しで回収される感じでしょうか。
とにかく変な気分になります。
読書家の方々がなぜ映像ではなく小説など読書にのめり込むのかが理解できる作品って感じがしましたね。
映像じゃ表現できないスピード感とか、この本に感じました。 - Q6.この本を読むきっかけは?
- A.ユーチューブで紹介されていたことやAmazonのレビューが多く、高評価だったことがきっかけです。
発売日が2005年11月で僕が読んだのが2022年2月なので、思い返してみて、あの頃にこんなパラレルワールドがあったのだなと改めて感じています。 - Q7.読んでほしい年齢層は?
- A.うーん、たしかに残虐な描写もありますので中学生以上位からが好ましいかなと感じました。
それでも主人公が小学生なので、、うーん、でも小学生が読むにしては早いと思うけどなぁ。 - Q8.また見たいと思うか?
- A.「また読み返したくなる」との声が多いのでこの本は一旦本棚に保管して置こうかと思います。
ちなみに、昨日の夜読み終えて現在翌日の夕方なのですが、まあ、そこまで読み返したい感じはないでしょうか。 - Q9.あなたにとっての何冊に入る本?
- A.現時点では、うーん、まあ、面白いんじゃないって感じですので、評価についても保留という感じで。
これまでイヤミスの女王とも言われる真梨幸子さんの作品を読んだ時のあの感情とはまた違った感情になったことはたしかです。 - Q10.最後にまとめ
- A.いやぁ、この本はほんと変な気分になりました。
レビューでも多かった最後の方の展開の覆り方はもう、すごいです笑
また、先程も綴りましたが僕が個人的に昆虫写真撮影に興味があったりしているので、なんというか妙な繋がりというか、いや、ほんと、なんというかかんというか。
まあ、賛否分かれるが100万部を売上、しっかり評価されている作品のやることの凄さを実感できたように感じます。
『向日葵の咲かない夏』のアマゾンでの評価
「推理小説というよりファンタジー冒険小説」
↑なかなかにファンタジー要素がありますよね。
「全体を通して漂う厨二病感。最後まで読むのがしんどかった。」
↑まあ、物語ですのでね。
「とても不思議な世界観」
↑同意。ほんと不思議な世界観を感じました。
「嫌いじゃないけど、気持ち悪い作品」
↑うん、たしかに。
「子供や動物が好きな人には少ししんどい内容かもしれません。」
↑うーん、まあ、そうですね。
「この後味の悪さは何なのかと思うと、こういう余韻を持たせられたことで、ある意味この一冊はすごいのかもしれません。」
↑笑なんなんでしょうね。ほんと、後味の悪さが残るこの感じ。
「何度もあるどんでん返し」
↑ですね。
何度もあります。
けっこう何度もあります。
「この本はレビュー良し悪しありますね。でも個人的には、大好きです。」
↑”良し”も”悪し”も理解できる、そんな小説。
「先を読まずにはいられなくなりました。すっきりって感じではなく、どっしり残る。」
↑例えばラーメンを注文して、スープを飲むと麺が食べたくなる。
麺を食べていると野菜に手が伸びる。
そして野菜を味わうとチャーシューを噛み締めたくなる。
そしていつの間にかラーメンがなくなっている。
そんな感じですよね。
※語りたくなってしまいました。
「後味が悪いとはこういことだったか。。。。」
↑僕個人の見解を述べると「人生を考えたくなる」とでも言いましょうか。
「結末に驚き、低評価に驚いた。」
↑読む前から結末がどうこういうレビューを見ると身構えてしまいますが、まあね。
僕も低評価が比較的多いことに確かに驚いています笑
まとめ 『向日葵の咲かない夏』ってどうなの
「モヤッと、ヌグっとした変な気分になりたいあなたへ」
ランボーのような格闘系の映画を見るとそんな気分になるじゃないですか?
好きなアーティストのライブを見たらそういう気分になるじゃないですか?
”向日葵の咲かない夏”を読むとそういう気分になるじゃないですか?
こんな本です。
改めて、かなり前に発売された本なので、図書館にも置いてあるところ多いようですね。
僕は買ってスタバで読みましたけどね。
最後に一言、
「売れてる本だし、評価もしっかり賛否分かれてるし、気になるなら読んでみて損は無いと思うよ♪」
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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