「これが現代のプリアンプの最適解なのか?」
マイクプリアンプという名の”増幅するなにか”には”沼”が存在すると言われていて、
その沼には”RUPERT NEVE”という神様がいらっしゃいまして、
その神については、
生年月日: 1926年7月31日
出生地: イギリス ニュートン・アボット
死亡日: 2021年2月12日, アメリカ合衆国 テキサス州 ウィンバリー
と、つい先日亡くなられてしまっています。
そんな彼がまだ存命だったころに発売され、とにかく売り切れと高額転売が続いている本商品ですが、ようやくサウンドハウスでも”在庫あり”表記になってきているといったようで、
それでも、、高い!金額高すぎる!!!!
だがしかし、海外のレビューを見ると、
「Amazing channel strip--great for many jobs」
↑「チャンネルストリップとしてすんげんだわぁ。たくさんの仕事で活躍してくれるんだわぁ。」
「Amazing tool !!! 1073 spirit」
↑「すんげぇマシンなんだわぁ。1073の魂がこもってるんだわぁ。」
「This is the secret sauce ingredient all the professionals are hiding...」
↑「秘密のソースとして、プロの作品の中に隠れているんだ。」
などなど。
また、サウンドハウスでの口コミでもかなりの高評価となっている印象。
だが、だがだがだがだが、、高い!
ということで、
- なぜ高額と感じるのか?
- 本商品は本当に価格ほど高いのか?
- コスパ的な観点から見るとどうなのか?
考察していきたいと思います。
目次
そもそも、なぜ高いと感じるのか?”シェルフォードチャンネル”のコスパを考える
なぜ高いと感じるのか?その1 いや、普通に高いから汗
数年前と比較して、現在は円安や戦争による電子部品の供給の遅れなどにより、転売価格はそれはそれとして正規販売店での定価も価格高騰している印象。
今であれば50万円台で購入できれば御の字と言った感じでしょうか
って、”マイク”ですら数万円のものでも高いのに、マイクプリアンプ(厳密にはチャンネル・ストリップですが)で50万円とかの価格帯ですから。。
そらぁ高いと感じますよね。
なぜ高いと感じるのか?その2 そもそも”マイクプリアンプ”の良し悪しとか懐疑的
例えばサウンドハウスにて”マイクプリアンプ(チャンネル・ストリップ)”を見ていくと数千円から販売されています。
この辺りに本商品を高いと感じる要因があるのでしょう。
また、掲示板などを見ていくと
「4〜5万円くらいは投資しちゃった方がよい。」
「8万円くらいからしっかり良い商品がでてくる」
このような意見が多いように感じます。
ここで僕の個人的な経験なのですが、2万円程のオーディオインターフェイスと10万円ほどのものでは出てくる音はもちろん、撮れ音や使い勝手などなどとにかく違いが出てくることがわかります。
さらに、趣味でエフェクターを作る身としては、内部の部品であったり構成であったり構造を見る中で
「まあ、良さそうだなぁ。」
と感じているところ。
それでも惜しいのが、例えばユーチューブでレビューされている方は多いのだが、”そこまでの違いが分かりづらい”ということでしょうか。
うーん。。
続けて”シェルフォードチャンネル”がどのようにコスパが良いのか詳細に見ていきましょう。
コスパの良さを考える!”シェルフォードチャンネル”のコスパの良さは異常!?
コスパの良さその1 マイクプリアンプとして優秀
当然ですが、”マイクプリアンプ”として優秀であり、しっかりとルパートニーブの味を感じれるとしてやはり重宝されている印象。
昔のコンソールから抜き出したビンテージニーブだと1チャンネルで100万円を超える商品もあると言いますから、こう考えていくとお得と言わざるをえないでしょう。
コスパの良さその2 コンプレッサーとして優秀
本商品は”チャンネル・ストリップ”ということでコンプレッサーも内蔵しています。
正規輸入代理店の説明から抜粋して見ると
Shelford Channel のダイオードブリッジコンプレッサーも 2254 などに見られる Rupert 氏のビンテージ設計をベースとしています。
ということで、”2254”を見ていくと、
1969年に設計されたオリジナルのNeve 2254モノリミッター/コンプレッサーユニットは、すぐに伝説となりました。
このように説明されており、他メーカーから販売されている復刻版を見るとそれだけで30万円を超えてくるようです。
このコンプだけでも、、すでに30万円ほどの価値が!!!
コスパの良さその3 EQとして優秀
”ベスト・オブ・クラシック”EQ
EQとして使っても良いのでしょう。
詳細に見ていくと
Shelford Channel の3バンド、カスタムタップ仕様のインダクターEQは、Rupert 氏のビンテージEQの中でも最高のものを踏襲したものです。
↑たかが”EQ”と思ってしまいますが、そこにこだわるってなんか悪くないですね。
低域バンドは 1064 をベースにし、定評のクリーミーで響きのある低音が特徴です。
↑クリーミーな低音。。よいですねぇ。
ただし 1064 とは異なり、Shelford Channel のLFバンドはシェルフとピークのモード切り替えを備えており、パンチや奥行きを意のままにコントロールすることができます。
↑進化を遂げているということですね。
Shelford Channel のインダクターミッドバンドは 1073 をベースにし、ボーカルや楽器を輝かせます。
↑ユーチューブ動画で見ると、分かりづらい部分はあるのですが、たしかに良い感じでありました。
ミッドハイQでは、フィルターのバンド幅(ナロー/シャープと幅広)を変え、ソースとなる信号で発生した特定周波数の問題解決に役立ちます。
↑周波数帯域の選択が絶妙って感じなのでしょうか。
”EQ”の説明だけでもお腹いっぱいになりそうです。
コスパの良さその4 ファンタム電源として優秀
コンデンサーマイクを駆動させるのに必須となるファンタム電源ですが、USB駆動のオーディオインターフェースから取れる48vはやはり不安定と感じる方が多いようです。
そんなファンタム電源だけを別個で購入すると数千円程、高級なものだとこれだけで10万円を超えてくるものもあるようです。
シェルフォードチャンネルを使えば、ニーブ品質で良質なマイク電源が確保できるということですね。
コスパの良さその5 優秀なベースプリアンプとして使える
これについては人によるのかもしれませんが、DTM録音をする時にアンプやマイクを使用せずに、プリアンプ直で録音される方も多くいらっしゃいます。
ちなみにベーシストに人気となっている”AVALON DESIGN ( アバロンデザイン ) / U5 SILVER”で約10万円ほど。
プリアンプに関しては好みもあるので一概には言えませんが、活用方法によってこれくらいの価値は網羅できるということで。
※追記
↑一流のベースプレイヤーが実際に活用されているようですね。
ちなみに、動画の最後の方でそのサウンドが確認できました(^^)
コスパの良さその6 優秀なギタープリアンプとして使える
ギターの録音というとアンプからマイク経由であったり、今ではモデリングを活用して録音することが多いでしょうか。
それでも、ジミヘンをはじめ”かの”伝説的ギタリスト達はコンソール直で録音することもあったようですね。
そんな録音にうってつけなのがシェルフォードチャンネルと言えるでしょう。
コーラスとかリバーブとか使った音の録音に良さげな気がします。
愛用者は?”RUPERT NEVE DESIGNS ( ルパート・ニーブ・デザイン ) / SHELFORD CHANNEL ( シェルフォードチャンネル )”を取り入れている方々を!
※随時更新中
↑この方のこの機材、、すごいです。
↑歌録りの際に活用するのが良いとおっしゃっていますね。
まとめ 結局どうなの?”シェルフォードチャンネル”
結局”シェルフォードチャンネル”は、、”お得♡”
なのでしょうね笑
ここからは僕の考えになりますが、
DTMをやっている人なら、
「マイクプリアンプにシェルフォードチャンネルを使っている。」
と、言えることがステータスになりますし、
生配信を行うにしても、準備に手間はかかりますが、やはり良質なラジオ番組のような音質で配信できるのはうれしいのではないでしょうか。
一般的に良いマイクプリアンプを使うと”音が太く聞こえる”と言いますが、
↑こんな音質が好みなら
U87にシェルフォードチャンネル、そして良質なオーディオインターフェイスを活用することで、かな〜り上質なラジオ局が自宅に完成しちゃうのかなと感じています。
最後に、
「俺、これ、やっぱりほしい。
でも、でも、、でも〜♪」
サウンドハウスでの商品検索は↓こちら↓から
叱咤激励コメントぜひお待ちしております。
また、マイクプリアンプについてはまだまだわかっていない部分もあるので、相違点・お気づきの点などあればご指摘いただけましたなら幸いです。
※追記 その後、購入しました!!!! 目次1 どうなの?”SHELFORD CHANNEL(シェルフォードチャンネル)”のある生活って2 どうなんだい?”SHELFORD CHANNEL(シェルフォードチャンネル)”って2.1 ベースをラ ... 続きを見る
【どうなの?】生活に”SHELFORD CHANNEL(シェルフォードチャンネル)”があるって。 〜気になるでしょ?〜